やっと終わる。

そう思った瞬間見えたのは星の記憶。

ローレライは確かにいった。


私が見た未来とは僅かに覆されたとは。と、

そう、僅かにしかそれていない。
戦争は終わり和平を結んだ。


しかしその後の予言を忘れてた。



ND2020要塞の街はうずたかく死体に積まれ死臭と疫病に包まれる
ここで発生する病は新たな毒を生み人々はことごとく死に至るだろう
これこそがマルクトの最後なり
以後数十年に渡り栄光に包まれるキムラスカであるがマルクとの病は勢いを増し
やがて、一人の男によって国内に持ち込まれるであろう

これこそが、オールドランドの最後である


これでは意味がない…。



俺が消えた意味がどこにもない…。




 戻りたいか?

何処からともなく声がした。

胡散された俺には意識しかない。

視覚も聴覚も

全て感じるがままのこの俺に聞こえた声は、俺のものか、アッシュのものかそれとも


 世界を救いたいと、己の存在証明をそこまで残したいか?

戻れるものなら戻りたい。

自分がいた意味を残したい。


 ならば僅かな時を与えよう、その時をどう使うかは『ルーク』お前次第だ…